アシスタントに向けて

東京ガラパゴス現象

先日とあるディーラーさんと打ち合わせをしていた時に気になったワード

ガラパゴス

 

ガラパゴス諸島にあるように独自の文化で育った珍しい動物達。

ガラケーの語源だったりしますよね。

なぜそういった話しになったかと言うとこうだ。

そのディーラーさんは九州、広島、関西と西日本を中心に回っているらしく、都心部から地方まで幅広く出張されているそう。

そんな視野から見ると東京の美容室はかなり独特らしい。

どう独特か?

一概にコレって言うのは難しいけど、1つは

東京=デザイン

東京で働いていたら上手くなる。

とそんな思いで上京してきたのは記憶に新しいところ。

東京ガラパゴス現象とでも言いましょうか。

東京じゃないとダメ。東京じゃないと上手くならない。

とそんな時代はもう終わったんじゃないかと思います。

理由はコレ。

東京はどこも家賃も高く、人手不足な上に低料金サロンが増えてきている。

サービスの質は落ちて、給与もどこをどう削るかと負のスパイラルでしかない。

その上ライバル店は多く、多くのサロンは価格競争でホットペッパービューティーの1番高いプランにズラーッと並んでいる。

それでもって東京のお客様は一定のサイクルで入れ替わる。

転勤、引っ越し、帰省などなど。

本当に一生お付き合いできる環境かと言われれば最適ではない気がします。

実力が上がると共に、給与やキャリアが上がっていく事が技術職として真っ当な道かと思いますが30歳前後をピークに担当数や給与は横ばい…

いや、緩やかに右肩下がりだったりするのでは?

そんな中、自分でお店を持った時、1番大切にした事。それは

一生働ける環境作り

 

ココに1番こだわった結果【第2都市】という場所にサロンを構える事にしました。

例えばご結婚されて、家を買われた。

子育てに適した場所に引っ越した。

よっぽどな事が無ければいなくならない方達ですよね?

電車に乗れば30分で東京と行き来出来る。

コレも感度の高いスタッフが30歳くらいのタイミングで地元で地に足をつけて働きたいと思っている美容師さんが目につけばと思いますしね。

などなど。

地方都市はメリットも多いです。

感度の高いお客様と、感度の高い美容師が集まるエリアでお店を出そう。と。

別に東京に固執する必要はありませんよね?

各地で発信していけば良いのですから。

SNSやこういったブログなどやり方は幾らでもありますからね。

地方都市で盛り上がっている美容室や美容師さんも沢山いらっしゃるし、みんなちゃんと発信しやる事やってますもんね。

うちなんて東京の美容室の家賃の半額以下で、同じくらいの売り上げを出せていますよ。

その分スタッフの給与やお客様のサービスに落としていける。

東京で学んできたからこそ、東京の素晴らしさも知ってるし、無駄も沢山学んだ。

僕自身は

だからどうするか?

 

学びと過ちから次どうするか?と先のことしか考えてません。

舵を切る立場としてスタッフに、お客様に安心と納得と信頼と。

きちんと頼られる経営者でありたいと思います。

そんな東京美容室ガラパゴス問題について書いてみました。皆さんはどう思いますか?

ではまたー

タカオ

ピックアップ記事

  1. コロナ禍の中でお客様と美容師の価値観が変わった事
  2. 美容師が続けれる人の特徴
  3. 生涯アシスタント制度ってどう?
  4. 撮影費ってどうしてますか?
  5. 2店舗目の美容室を出店する理由

関連記事

  1. オーナーに向けて

    100歳まで生きる時代に美容師はどう生きていくか?

    今年の夏は暑いですね…台風も東から西へと変わった気候が続きます…

  2. スタイリストに向けて

    キャンセルはいつからOKになったのか?

    タイトル通りなのですが、まず始めに…時間に遅れてきたり、急に予…

  3. アシスタントに向けて

    美容師が続けれる人の特徴

    最近凄く考える事がありますどうしたら美容師を続けるんだろうか?と。…

  4. 独立したい人に向けて

    オリジナルワックス作ってみた

    ここ数年は2月になると毎年福岡に行きます。修業期間に頑張ってき…

  5. オーナーに向けて

    ホットペッパーの掲載料を払わない?

    先日リクルートの打ち合わせでこんな資料を頂きました…

  6. アシスタントに向けて

    ミーティングでおススメ。繁盛店に必要な3つの条件。

    ネットニュースでふとこんな記事を目にしました。https://…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。




  1. スタイリストに向けて

    単価で最低1万円頂く理由。
  2. スタイリストに向けて

    銀行から融資が降りた話
  3. スタイリストに向けて

    2店舗目を出す時の経営者の本音
  4. アシスタントに向けて

    イエスマンはいらない
  5. サロンで使えるAmazon

    冬の美容室。シャンプー台が寒い…そんな方にオススメの手作りシートヒーター。
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。